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松波酒造
歴史と魂が宿る蔵。
能登は昔から杜氏や蔵人が多い土地。日本四大杜氏と呼ばれる「能登杜氏」の職人集団が、日本各地で酒造りに励んだ歴史が1世紀以上もある。
松波酒造はその能登杜氏発祥の地、能登町で明治元年から続く歴史ある酒蔵。創業から150年以上たった今でも、昔ながらの道具を使いながら、厳しい能登の冬、手造りで極寒仕込みの酒造りをしている。
大江山、その酒造り。
大江山の酒造り使われる水は、蔵の井戸から汲み上げられる水(軟水)を今でも使用している。酒米は石川県産の「五百万石」「石川門」「百万石乃白」、兵庫県産の「山田錦」が使われ、精米歩合も高いこと(純米酒が50%など)が特徴です。米は和釜に昔ながらの甑(こしき)を乗せて蒸し、蒸しの作業が終わると麻布に包み背負って運ばれる。仕込全体は能登の冬の寒さを味方にしつつ、能登杜氏の経験と技術、家族がそれぞれの役を担いながら丁寧に行われる。搾り作業は現代では希少な「木製の槽(ふね)」を使い、時間をかけてゆっくりと新酒を搾り出していく。私たちは”ふなのり”と呼ぶ。このように、大江山は大型機械を使うことなく、昔と変わらずその殆どの工程を手作業で行っている。
歴史と魂が宿る蔵へ、どうぞお越しください。
大江山が作られる現場を見学してみませんか?松波酒造では酒造りを行わない時期でも皆様を蔵に案内し、酒造りの工程をご説明します。個人から団体まで見学可能です。150年以上の歴史ある蔵の中には昨今の近代的な工場にはない、酒造り使われる釜や搾り機、レトロな道具などを間近にみることができます。見学後は店舗にて試飲や販売も致しております。ぜひ一度、この歴史ある松波酒造の酒蔵見学を能登の旅の一つに加えてみてください。